前回は、読者の「なぜ?」を解決するためのキーワードを探す方法を解説しました。
しかし、キーワードをただたくさん見つけるだけでは不十分です。

「ブログで記事を書いているのに、なぜかアクセスが増えない…」。
記事をしっかり作り込んでいるのにアクセスが増えない原因はズバリ!キーワード選びです。
今回は、数あるキーワードの中から、あなたが無理なく上位表示を狙える「勝てるキーワード」を見極める方法を解説します。これは、ブログ運営において最も重要なスキルのひとつです。
全てのプロジェクトには限りあるリソース(時間と労力)が投入される。 勝てるキーワード選定とは、最小の労力(競合性)で最大の成果(ニーズと収益)を得るためのROI(投資対効果)算出である。
良いキーワードとは?「3つの観点」から評価する
良いキーワードとは、あなたが無理なく上位表示を狙え、なおかつ読者の役に立つ記事が書けるキーワードのことです。以下の3つの観点から評価しましょう。
検索ボリューム
検索ボリュームとは、そのキーワードが1ヶ月にどれくらい検索されているかを示す数値です。前回の解説にも出てきましたが以下の3つで表現します。
ビッグキーワード:月間検索ボリュームが1万回以上
ミドルキーワード:月間検索ボリュームが1,000〜1万回
スモールキーワード(ロングテールキーワード):月間検索ボリュームが10〜1,000回
初心者がいきなりビッグキーワードを狙うのは、有名ブロガーや大手企業のサイトに勝つのが難しいため、まずはスモールキーワードから始めましょう。
競合性
競合性とは、そのキーワードで上位表示を狙う難しさのことです。
多くの企業や有名サイトが記事を書いている
競合が少なく、個人のブログでも上位表示を狙いやすい
キーワードの競合性を判断するには、実際にGoogleで検索してみるのが一番です。検索結果に個人のブログや知恵袋などが多い場合は、あなたにも上位表示を狙うチャンスがあります。
競合性が高い
競合性が低い
ニーズ(検索意図)

これは最も重要な観点です。そのキーワードで検索する読者が、「どんな情報を求めているか」を正確に読み解きましょう。
【ニーズ】専門知識がなくても、ブログを始める具体的な手順を、順番に分かりやすく知りたい。
【ニーズ】会社員として働きながら、ブログで副収入を得る方法や、成功事例を知りたい。
読者のニーズに答えられていない記事は、どれだけSEO対策をしても上位表示はできません。
良いキーワードを見つける手順
以上の3つの観点を踏まえて、良いキーワードを見つけるための具体的な手順を「ブログ」を例にして解説します。
1.書きたいテーマを広げる
「ブログ」という大きなテーマから、読者の悩みを具体的にリストアップします。
・ブログで稼ぐ方法を知りたい
・ブログのネタが見つからない
・ブログの書き方がわからない
・ブログのアクセスが増えない
・ブログのデザインをカスタマイズしたい
・ブログ運営にかかる費用を知りたい
2.キーワードを洗い出す
Googleサジェストやラッコキーワードを使って、「ブログ 始め方」で検索すると、以下のような関連キーワードが見つかります。
・ブログ 始め方 費用
・ブログ 始め方 スマホ
・ブログ 始め方 独学
・ブログ 始め方 学生
3.スモールキーワードに絞る
3語〜4語で構成されるスモールキーワードに絞り込み、読者のニーズを読み解く。
専門知識がなくても、ブログを始める具体的な手順を、順番に分かりやすく知りたい。
・ブログ 始め方 費用:
ブログを始めるのに、どのくらいの費用がかかるのか知りたい。
・ブログ 始め方 スマホ:
パソコンがなくても、スマホだけでブログを始められるのか知りたい。
4.競合をチェックする
実際にGoogleで検索して、競合性をチェックする。
検索結果に、アフィリエイトASPの公式サイトや、有名な個人ブログの記事が表示される。
→有名サイトや大手企業の記事が多い場合は、競合性が高いと判断できます。
検索結果に、個人のブログやQ&Aサイトの記事が上位に表示される。
→この場合、競合性は比較的低いと判断でき、初心者でも上位表示を狙うチャンスがあります。
この手順を繰り返すことで、あなたは「読者のニーズが明確」で「競合が少ない」お宝キーワードを見つけ出すことができます。
なぜロングテールキーワードが重要なのか?
スモールキーワードは、「ロングテールキーワード」とも呼ばれます。なぜ、初心者がこのロングテールキーワードを狙うべきなのか、そのメリットを深く掘り下げていきましょう。
メリット1:読者の悩みが具体的で、記事が書きやすい

ロングテールキーワードは、読者の検索意図が非常に明確です。
例えば、「ダイエット」というビッグキーワードは、検索意図が不明確です。これでは「ダイエット 方法を知りたい人」なのか「ダイエット レシピを探している人」なのかわかりません。記事の内容をまとめることが困難になります。
一方、「ダイエット 献立 痩せる」というロングテールキーワードであれば、読者は「健康的に痩せるための具体的な献立を知りたい」という明確な悩みを抱えています。
読者の悩みが明確であれば、記事の構成も自然と決まり、書きやすくなります。
メリット2:競合が少なく、上位表示を狙いやすい
ロングテールキーワードは、検索ボリュームが少ないため、多くの企業や大手サイトは狙ってきません。
つまり、記事作成という「労力」の投入が少なく済む(競合性が低い)ため、投入リソースに対するリターン(収益)が高くなるという、極めて効率の良い投資です。
これは、個人ブロガーにとって最大のチャンスです。多くの人が狙うビッグキーワードの「山」を避け、競合が少ないロングテールキーワードの「平野」を攻めることで、着実にアクセスを集めることができます。
メリット3:結果的にビッグキーワードの上位表示につながる
ロングテールキーワードで書いた記事が上位表示されると、Googleは「このブログは専門的な情報を発信しているな」と判断し、ブログ全体の評価が高まります。
このような記事を複数積み重ねていくことで、やがて「ダイエット 献立」といったミドルキーワード、さらには「ダイエット」というビッグキーワードでも上位表示を狙える可能性が出てくるのです。
具体的なロングテールキーワード例
それでは具体的にロングテールキーワードとはどういったものか、その価値について解説します。
証券会社は常に単価の高いアフィリエイト案件です。しかし、「証券会社」でブログ記事を書いても検索上位には入れません。
そこで、「○○証券」、さらに「スマホ取引」で記事を書いても、まだ検索上位には入れないでしょう。
「○○証券」「スマホ」「手数料」や「○○証券」「スマホ取引」「速度」「取り消し」など、ピンポイントで記事を執筆します。内容は、記事の大半が「○○証券の取引をスマホアプリで行った時の約定速度や誤操作時のキャンセル」などについて、どのサイト、ブログより詳細に解説します。
そうすることで、スマホ取引の速度を知りたい人の検索上位に表示され流入が見込めます。
検索サイトの上位に表示されない100記事作成するより、少数でも流入を見込める10記事を作成した方がブログ全体のPVを稼ぐことができるのです。
キーワード選定を習慣化しよう
キーワード選定は、ブログ運営で最も重要な作業です。これを怠ると、どれだけ良い文章を書いても、読者には届きません。
入浴中:読者がどんなことに悩んでいるか考える
休日:1時間だけキーワードリサーチに集中する
など、日々の生活の中でキーワード選定を習慣化していきましょう。
キーワード選定はブログ運営の生命線

今回は、勝てるキーワードの見つけ方について解説しました。
・初心者は、ロングテールキーワードを狙って記事を書こう
・ロングテールキーワードは、読者のニーズが明確で、競合が少ないため、上位表示を狙いやすい
キーワード選定は、ブログ運営の両輪です。この作業を丁寧に行うことで、あなたのブログは、読者の心に響き、Googleからも高く評価されるようになります。
Next Step:「設計図が命」に迫ります!
お宝キーワードを見つけたら、いよいよ記事を書き始める段階です。
次回は、読者が最後まで読みたくなるような「記事構成の作り方」を、具体的なテンプレートを使って解説します。
お楽しみに!
