今回は、動画編集に興味がある、または、今からYouTubeを始めてみようと思っている方のための記事です。
ネコぷにゅは少し前にジンバルカメラのDJIポケット2を入手しましたが、せっかくなら、それなりに編集した動画をYouTubeに載せたいと思い、いろいろ調べたり準備を進めています。
まずは、YouTubeに動画を投稿するのだから、動画編集できる環境が無ければ始まりません。
ネコぷにゅが動画作成に使用したいPCはなかなかの低スペック。
そして、動画編集ソフトを探し、インストールして動作を確認することができました。
YouTubeに興味あるけど、使ってるPCが低スペックで動画編集を躊躇している方に、ネコぷにゅの動画環境の作成手順などを紹介します。
YouTubeを始めたいけど
性能のいいパソコン持ってないから
動画編集はできないの?
ネコぷにゅの古いパソコンでも
動画編集ソフトが動作したから
参考にするといいよ
↓ジンバルカメラのDJIポケット2はおススメです。下の記事で紹介しています。
動画編集ソフト探し
動画編集ソフトを選ぶにあたり、使えるお金が湯水のようにある訳ではないので、できれば無料の動画編集ソフトが良いと考えました。
無料で使える動画編集ソフトは、例えば「Lightworks」。
【Lightworks】
・アカウントを作成しなくても7日間は使用可能
・7日以上継続して使用するならアカウントを作成してログインしなければいけない
・無料版の場合、作成する動画の解像度に制限がかかる
・初心者には難しい
無料ならではの足かせがあります。
次に「VideoPad」。
【VideoPad】
・無料版では30日間の利用制限
操作を覚えたころに使えなくなりそうです。
次は「HitFilm Express」。
【HitFilm Express】
・機能制限などはあまり気にせずに使用できる
・高度な動画編集ソフト
・使用するPCにはそれなりのスペックが要求される
そんな訳で、無料ソフトや有料ソフトの試用期間も含めて、無料で使える動画編集ソフトはいくつかあるのですが以下の理由でなかなか良さそうなのが見つかりません。
- 日数制限がある
- 作成時間が制限される
- 作成した動画にマークが入る
- 専門的で使い方が複雑
- PCの性能が高くないといけない
- etc…
そこで、無料のソフトにこだわらず、低スペックでも動作する動画編集ソフトを優先して調べてみました。
広告目的の動画編集ソフト紹介ページは
自分では使ってないから信用できぬ
低スペックPCで動作する動画編集ソフト
低スペックPCで動作する動画編集ソフトを優先するとして、
・操作が難しい
・値段が高い
というのは嫌なので、簡単で操作で値段が安いことを条件に追加。
さらに、すぐに使えるダウンロード版があれば尚良し。と考えて再度検索しました。
そして発見しました。
「Movie Studio 2022 Platinum ダウンロード版」です。
ランキングサイトでは「Movie Studio」の評価はあまり高くありません。
評価が低い理由としては、
・インターフェイスが古い
・他の動画編集ソフトに慣れていると使いにくい
・ユーザーが少ないのでネットの解説が少ない
などなど。
「インターフェイスが古い」と「他の動画編集ソフトに慣れていると使いにくい」というのは、ネコぷにゅが本格的に動画編集をするのは初めてなので特に気にするポイントではありません。
「ユーザーが少ないのでネットの解説が少ない」は、逆にユーザーが少ない方が他の動画と別のことができて有利なのでは?と思いました。
「Movie Studio」の良いと思った点は、「動作が軽い」と書かれていたこと。この一点に尽きます。
また、ダウンロード版があり、購入後はすぐに使用可能なことも選択理由です。
ソースネクストのサイトで「Movie Studio 2022 Platinum ダウンロード版」というのが6930円で購入可能です。
クーポンを使って6430円で購入。 → ダウンロードして使用開始となりました。
すぐにでも動画編集を開始したいから、
お店までソフトを買いに行きたくないよ~
インストールする低スペックのPC
それでは、さっそく「Movie Studio」のインストールです。
ネコぷにゅが動画編集に使用したいと思っているPCは、約10年前の2013年に発売された「Surface Pro」。
タブレットとノートPCの中間くらいのWindowsPCとなります。
スペックは、
「Surface Pro」
CPU:Corei5
RAM:4G
ストレージ:128GB
ディスプレイ:10.6インチ(1920×1080)
OS:Windows 8 Pro → Windouws10
どうですか?
今時のPCと比べてなかなかの低スペックぶりです。
低スペックPCを使う理由
なぜ低スペックのPCで動画編集をしたいかというと、この「Surface」が便利だからです。
大きさはA4ノート1冊ぶんですしカバーにはキーボードとマウスパッドが付いてます。
PCアプリを作るための「Visual Studio」も、アプリで使用する画像を作るための「メディバンペイント」も問題無く動作しています。
なにより壊れません。
今でも現役で使ってるパソコンの1つだよ
また、デスクトップPCだと場所が固定されてしまいます。
移動先でも動画編集したいのでインストールするPCは持ち運びできるものが良いです。
ハイスペックなノートPCだと本体は小型でもACアダプタが大きめで持ち運びに不便です。
そして、最大の理由はハイスペックで高価なPCをあっちこっち持ち歩きたくないですからね。
この「Surface」が使用できないなら、動画編集用として別に安いノートPCを追加で購入するのも有りだと思ってます。(高性能なPCの方がストレス無く作業できるのは承知の上で)
「Movie Studio 2022」をインストール可能な最低スペック
それでは「Movie Studio 2022」の動作可能なPCのスペックを確認です。
サイトによると最低必要なスペックとして、
対応OS:Windows® 11(64ビット版)
Windows® 10(64ビット版)
Windows® 8.1(64ビット版)
プロセッサー:2.4GHz(8Kには2.8GHz以上のクアッドコアプロセッサーを推奨)
メモリ:4GB以上 (8Kには8GBを推奨)
インストール容量:プログラムのインストール用に2GB
グラフィックカード: オンボード、最小解像度1280×1024、512MBのVRAMおよびDirectX 11対応(推奨:MPEG2/AVC/HEVCはIntel Graphics HD 520以上、8KにはNVIDIA Geforce GTX 1060 4GB VRAM)
INFUSION Engine 3: 1GB VRAM 以上のIntel、NVIDIA、AMDのGPUでAVC、HEVCのビデオアクセラレーションに対応
いちお、メモリは動作可能な最低のラインはクリアしています。
プロセッサーとグラフィックカードは怪しいですが、動かしてみないと分からないレベルです。
普通なら諦めるけど、
試さないと分からない!
結果
それでは、結果発表です。
インストール→問題なし
アクティベーション→問題なし
編集動作→問題なし
画面が小さいので全画面表示にしても、若干狭いさを感じますが、それは「Surface」の問題で外付けディスプレイで何とかなります。
動画編集ソフトは、
・編集結果を表示する小さい画面
・動画と音声を編集するタイムライン
・ファイルやエフェクトや機能などを選択するブロック
と、だいたい3つか4つの画面割で構成されていると思います。
どちらかと言えば、この「Movie Studio 2022」は「初心者」を強調しているので、画面構成は他の動画編集ソフトよりもシンプルな部類に入るでしょう。
とりあえず、低スペックな「Surface」で動作することが確認できました。
動作・処理速度
「Movie Studio」は動作が軽いことを売りにしているだけあって、編集中は処理が遅いと感じません。
当然ですが、同じシーンにいくつもエフェクトを掛けた状態でプレビューするとカクつきます。
(程度の差はあれ、高性能なPCでも処理が重くなれば同じ現象になります)
それでも動画の書き出しで完成した動画はカクつきやコマ落ちはありませんでした。
初めて動画編集ソフトを使うので
「こんなものかな」と思ったよ
2台までインストール可能
「Movie Studio 2022 Platinum ダウンロード版」は、1ライセンスにつき、1ユーザー、PC2台まで同時利用が可能となっています。
本当は何台にでもインストールできるとありがたいのですが、1台にしかインストールできない製品が多い中、これはありがたいです。(実はこれも選択した理由の一つ)
ソフトをインストールした後、使用可能にするためにアクティベーション(認証)を行いますが、同一のナンバーで2回アクティベーションが可能となっています。
また、アクティベーションの解除(返却)を行うと、そのぶんはまた違うPCで使用可能となります。
例えば、新しいPCに買い替えた時、古いPCの「Movie Studio」をそのままに、新しいPCでアクティベーションをして新旧両方で使用することが可能です。
古いPCを使わなくて良いのであれば、アクティベーションの解除を行えばストックが1つ増やせます。
家のパソコンが共有と言い張れば
2台で夫婦や親子で使うのは有りなのかな?
高スペックなPCにインストール
前述した通り、「Movie Studio 2022 Platinum ダウンロード版」は1ライセンスにつき、1ユーザー、PC2台まで同時利用が可能となっているので、せっかくなので2台目のPCへインストールしてみました。
2台目のスペックは以下になります。
CPU:Corei7-11800H(2.3GHz)
RAM:32G
ストレージ:1TB(SSD)
ディスプレイ:10.6インチ(1920×1080)
OS:Windows Windouws10
種別で分けるとゲーミングPCに属するノートPCになります。
当然ですが、問題無くインストールは完了。
アクティベーションも問題なく完了です。
動画作成時間の比較
それでは、低スペックと高スペックの2台のPCへインストールできたので、処理時間の比較をしてみます。
低スペックのPCでも、編集中はストレス無く動作したので、よりPCUに負荷のかかる動画の書き出しで比較します。
適当なサンプル動画を読み込ませ、動画の書き出しを行いました。
サンプルの動画は27分で、書き出し開始から完了までにかかった時間で計測します。
結果は・・・
高スペックのPCは40分
低スペックのPCは3時間45分
→ 約5.5倍
やはりというか当然、高性能な方が早く終了します。
しかし、その差が5倍以上とは…
低スペックのPCで動画の書き出しをするのは寝ている間にするが良さそうです。
「Movie Studio 2022」のレビュー
「Movie Studio 2022」の使い勝手、レビューをします。
(ちなみに、ネコぷにゅは動画編集ソフトを使うのは初めて)
やはり「Movie Studio 2022」はユーザーが少ないので、ネットで使用方法を検索してもあまりヒットしないです。
出てこいや~!!
日本語のマニュアルはダウンロードできますけど、始めはやりたいことが分からないのでマニュアルのどこを見ればいいかピンと来ないです。
1本目の動画作成で覚えたのは、テロップを付けることです。
↓下の動画が作成1本目です。
2本目の動画作成で覚えたのは、動画の切り貼りと、BGMの挿入です。
さらに、画面を部分拡大するエフェクトと、吹き出しのオブジェクトも追加できるようになりました。
↓下の動画が作成2本目です。
3本目は、動画を細かく切り貼りしたりスローを入れたり、BGMの変化に合わせて場面を切り替えるということができるようになりました。
また、まず1つの動画を作成し、その完成した動画を別の動画の素材にするという複雑な編集もやってみました。
↓下の動画は作成3本目です。
1本の動画は、操作方法を試行錯誤しながら丸1日使用しているので、3本目を完成させた時点で使い始めて実質3~4日目といったところです。
直感で操作し、できることを1つ1つ確認しながら覚えている状態です。
素人が3~4日いじっても、これくらいの動画は作れるようになります。
(まだマニュアルは読んでませんよ)
他の編集ソフトは使ったことが無いですが初心者に優しい動画編集ソフトだと思います。
まとめ
同じPCで他の動画作成ソフトを比較していないので、「Movie Studio」より動作の軽い編集ソフトがあるのかも知れません。
ですが、実際に低スペックPCで動作したので、同じ様な低スペックのPCで動画編集をしたいと考えている人は「Movie Studio」の導入をご検討頂ければと思います。
それに、使い勝手や機能についても、動画編集ソフトの初心者が数回使用しただけで、それなりの動画を作成することができましたし、それ程使いにくいという感じはありません。
今回は「Movie Studio 2022」導入の記事になりました。
次回以降から使い方の解説記事を連載していきます。
今回は「かんたんAITalk5」で
音声ファイルを作って遊んでみました
ありがとうございました
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